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ゆく夏を送る火 

昨日の五山送り火は、皆さんどちらでご覧になりました?

P-のりは、去年に引き続き、北大路橋(加茂川の橋)周辺にしました。
ここは、4つも見られるので、欲張りな私にはぴったりの場所。

まず、北大路橋西詰の河原で、午後8:00点火の東山の「大」を待ちます。
河原に、今年から何故か変な植込みができてしまい、拝観スペースが減少。
点火直前は、大変な混雑になってしまいました。去年はゆったり眺められたのに。

8:00になると、東山如意ヶ岳に大の中心にまず火が点いて?、
やがて大の字全体がじんわりと浮かび上がる様は、何度見ても
幽玄の美を感じます。京都に住んでてよかった、と思える一瞬です。

でも、ちょっと残念なのが、写真を撮影するのにフラッシュをたく方ばかりなこと。
フラッシュをたいても、送り火の山には光は届きません。
フラッシュオフモードを必ず選択して撮影することを強くお奨めします。

とは言いつつも、河原で「大」をボーッとしばらく拝んでいました。


次は北大路大橋を渡ります。橋の上から「大」をパチリ。
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画像が荒いのは、ご容赦下さい。
橋の上は、観賞する人でいっぱい。

橋の上からは、「妙」の字もちょっと見えました。

続いて、橋を東詰に渡って、植物園の方へ歩くと、
加茂川の上流方向に「船」が点火し始めました。

船を堪能してから、橋を戻ろうとすると、北大路通の西の彼方に
左大文字が点火していました。
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これも画質が非常に悪いですが、
携帯のフォトなのでお許しを・・・(^ ^;;

・・・という具合に、4つまで拝見できました。

自宅方面に戻って、広沢池の燈篭流しを拝みに来ました。
すでに、鳥居形は消えていましたが、広沢の水面には、
おびただしい数の燈篭が浮遊していました。

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Dsc08673★

五山送り火とともにご先祖の霊は帰って行かれます。
京都のお盆は、これで終わり。夏も終わりです。



そう言えば、今日の雲はどこか秋のそれのようでした。
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日々是好日なカフェ 

カフェというと、お気に入りの店を見つけたら、他に目移りせず
いわば常連化の道を選ぶのもありだと思う。
このところのP-のりは正にそうで、新規開拓から遠ざかっていた。
・・・が、先日のエレファント・ファクトリー・コーヒーをぽんさんに
紹介してもらってから、「目覚め」てしまったようだ。
まだまだ、ステキなカフェとの出逢いを予感している。

正にそんな予感が的中したとも言えるカフェがこちら。
その名も「好日居」。店名を見たとき、ハッ!!としたのだ。
それは、運命の人との出逢い?にも似ているかのよう。
「背筋を電気が走った」とか「ピンと来た」とか、そんか感じ。

発見したのは、件のエレファント・ファクトリー・コーヒーに
置いてあった本「カフェとうつわの旅/川口葉子さん著」。
川口さんは、「東京カフェデイズ」というサイトで人気を博し、
関東方面のカフェ通の間では、そうとう高名な方らしい。
その新著を偶然手にとってしまった。これも運命か!?

その文面にちりばめられたキーワード、「大正時代に建てられ、
30年間空家になっていた民家をこつこつと改装して…」とか、
「打ち水をした飛び石が視線を導いていく先に玄関の格子戸」とか、
「現在では左官業の方々でさえ、三和土(たたき)の作り方をしらない
(中略)自ら三和土作りの教室で学び」など、そそられるものばかり。 
もはや待ったなし、気がついたら、好日居のある岡崎と地下鉄に乗っていた。

地下鉄東西線を東山で降りる、三条通を東進し、
神宮道三条の交差点を北上。まっすぐにおなじみの
平安神宮の鳥居を目指す。やがて疎水が見えてくるが、
その疎水沿いの仁王門通より一本下がった路地を東へ。
やや歩くと右手に格子戸の門が見えてくる。
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…とは、説明したもののこのあたりは、古い由緒正しき
住宅街なので、同様の佇まいの民家がけっこうあるので注意。
門の右手に小さく「好日居」と書いた札と、左手の「竹籠」が目印か?

件の本の記述通り、飛び石の導く先、右手に格子扉の玄関。
ホンマに友人宅へ初めて伺う感覚で、「こんにちは。」と声をかけると
「はーい!」と涼しげな声でオーナーの横山さんが応えてくれた。

玄関の三和土をしっかり確認しつつ、左右をキョロキョロすると、
右が洋間で(外観も洋館みたい)、左に仄暗い和の空間に大ぶりな
テーブルがあり、その奥に「大谷石」を用いた縁側と「坪庭」が。

幸い外に来客もなかったので、迷わず坪庭の見える縁側へ。
だいぶ夕刻だったことも手伝って、室内のとっても居心地のよい
程よい暗さと坪庭や窓外の柔らかい陽光。
思わず浮かぶのは、「陰翳礼讃」の4文字。

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好日居さんは、敢えて空調を一切使わないと決められているそうだ。
でも、町屋らしい風の流れがあって、ここに来るまであんなに
滴っていた汗も不思議とひいていた。

それに、縁側に使われた大谷石に座ると、とってもヒンヤリしていて、
これがまた気持ち良い。横山さんが、栃木県まで自ら行って
調達してきはったらしい。とっても分かってはる選択だなあと、感心した。


ところで、好日居の調度品は、横山さんいわくもらい物ばかりの
寄せ集めだと謙遜されるが、どうしてだろう?こんなにもこの空間に
しっくりと馴染んで、昔からここにあるかのよう。「センス」の良さを
意識せずにはいられない。

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それにしても、町屋特有の「暗さ」がこんなにも心を落ち着かせるのは、何故だろう?
インスパイアされたのは、例えば「大徳寺」塔頭「高桐院」にある利休好みの草庵的な茶室。
それと、大阪は西天満にある有名な中国茶藝館「無茶空茶」

オーナーの横山さんに「無茶空茶」をご存知かうかがったら、
驚いたことに「無茶…」のオーナー「黄 安希」さんがお茶の先生なのだそう!
成る程、さもありなん。この居心地のよさは、「無茶…」に通じる。

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好日居は、そのうえとても静謐。時折遠くで聞こえる蝉の声や
風が坪庭の木々を揺らし、風鈴を揺らし、町屋を通りぬけていく音。
ボリュームを極々小さく絞ったBGMさえも静かさを際立たせている。

ここでは、良いイミで放っておいてくれる。ひょっとしたら、このヒンヤリとした
大谷石に寝転んでまどろんでも許してくれるかも知れない。
それく思えるくらい、「放心状態」で寛ぐことができる環境だ。




岩茶と抹茶と京番茶。それぞれ季節のお菓子がつく。
メニューはそれだけ。シンプルなのが、むしろ好日居らしく感じる。
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↑抹茶と手前は季節の菓子、亀廣永の「したたり
伺ったのが祇園祭の時期だったので、これは嬉しい。

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↑最近伺ったときは、京番茶のアイスをオーダーした。
お菓子は、ロシアンケーキ?
沖縄から届いたという「マンゴー」も頂いた。

いただいたお茶もお菓子ももちろん美味しくてたまらないのだが、
好日居には、それ以上にその「環境」が抜群にすばらしい。
環境とは、お店に辿り着く道程から店舗立地も含め、
一軒店舗ならエントランスとかお庭の演出とかも、店内の設えやら
調度品の類い、BGM(あるいは無音)もそうであるし、時には
「香り」さえも好悪を決める。それと何と言ってもお店の人のホスピタリティ。

オーナーのブログにある言葉・・・
「ここちよい時間と空間を過ごしていただけますよう
美味しいお茶を愉しんでいただけますように」
そう、これなんや!横山さんのこの気持ちが伝わってくる。

オーナー横山さんがご苦労されて追い求めて具現化したビジョン、
すなわち「好日居」というひとつの答えが、P-のりの理想と
見事なまでにシンクロしている。

もうひとつ、横山さんのブログの一言。
「『日々是好日』かけがえのない今日ひと日が好い一日で
ありますように、ただただそんな気持ちでお茶を淹れています」

好日居(こうじつきょ)
オーナー横山さんのブログは、こちら
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町91-82
TEL :075-761-5511
OPEN :水曜~日曜  正午~日暮れ
CLOSED :月曜・火曜+不定休
最寄駅:地下鉄「東山」駅より徒歩5分
行き方:三条神宮道を北へ、仁王門通一筋南を東へ100歩南側

非日常的なカフェ 

大阪に仕事で行くことに。久々の大阪だ。
折角阪急に片道390円も払うならば・・・と(セコイ?)、
予定より少し早めに大阪入りして目指すは、予ねてより気がかりだったcafe。

店名はVADE MECVM. Showroom #2という。
VEDE MECVMは、ロンドンのファッションや映像、建築などの
アートプロダクツブランドなんやそうで、そのコンセプト・ショールームとして
「靱公園」端にカフェ併設でオープンしたらしい。ひょっとして日本初?
店名にもちゃんと「showroom」とあるので、どんな風にcafeの要素を
織り交ぜているか興味津々だ。

しかも、なんでも、イタリア・ナポリの「IZZO」の豆を使って、
自分で手動ミルでゴリゴリと豆を挽かせてくれるという。

「IZZO」という豆がナンボのものかは詳しくは知らないが、
何故かワクワクするではないか?

四ツ橋線の出口を上がり、灼熱の陽光が差す中、靱公園付近を目指す。

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靱公園の四ツ橋筋入口側から西方を臨む。
戦時中は、軍機の滑走路に使われていた名残か、
東西にやたらと長い公園は、この緑地が四ツ橋筋から
なにわ筋を飛び越え、あみだ池筋まで続いている。

近隣には会社企業も多いので、ランチタイムなどには、
オフィスワーカーの憩いの場所になっている。
需要があるのか、最近ここ靱公園周辺には、カフェや
レストランが多数乱立し始めている。

夏の日差しが強いので、背の高いケヤキの木漏れ日さえも
路面にクッキリと影を落としている。でもこの木陰を歩くだけなら
ことのほか涼しい。汗がス~ッと引いていく。
大阪は、京都よりも蒸し暑くないのだ。

目的の場所には、公園から一筋北の京町堀通からも入店できるが、
敢えて公園側からアクセスしてみる。 四ツ橋筋沿いにある、
「大阪科学技術センター」の南側を公園内に進むと、テニスコートが
見えてくるので、そのフェンス伝いに公園縁の樹木に沿って歩いていく。
公園側にエントランスを構えたオシャレなカフェ達があることあること・・・。

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やがて、非常にシンプルな構えのビルの1Fに目的の
VADE MECVM. Showroom #2」を見つけることができた。
ただ、あまりに素っ気ないデザインなので、イーゼルがなかったら
素通りしていたかも。

樹木の緑とシンプルなコンクリートの採り合わせは、P-のりの好きな
コンセプト。しかも公園からダイレクトにアクセスできるというカッコよさ。
もう入店する前からソワソワしてしまった。(^ ^;;

店内は、無駄なデコレーションが一切ないつくりで、
この潔よさ、気持ちよい殺風景さがP-のり好み。
イス・テーブルは、学校机と椅子を黒く塗っただけのものか?

広く開いた窓越しに、まばゆい光に照らされた公園の緑が借景となって
その映像と、店内のクールな設えとの対比が気持ちよい。

窓を背にして、オープンキッチンカウンターの向こうでは、スタッフが
キビキビと動いて、手動マシンでエスプレッソを淹れてくれている。

メニューには、ナポリ「IZZO」のエスプレッソ(アイスもある)だけでなく、
HANADAというブランドの豆もあった。他にもいくつかあったのだが・・・
サンドウィッチやジェラートなどのサイドメニューもあったり。
ビールもあった。暑い中歩き回っていたので、喉がひとりでに
叫びそうになったが、ここは冷静にIZZOのエスプレッソをチョイス。

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すると、手動のミルが運ばれてきた。動きが軽くなるまで回せとのご指示。
美味しくな~れ!と念じながらミルを回す。

このミル、カッコイイな~と思ったら、デンマークの「bodum」社製。
このあと供されたカップもポットもそうだった。

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いただいたエスプレッソは、非常に味わい深いものだった。
そっと目を閉じると、まだ見ぬナポリの港が瞼の裏に見えたようだった。

コーヒー自体も非常に拘りぬいたものだったが、それをいただくまでの
数々の心憎い演出 (意図したことばかりではないだろうが) が
気持ち良かった。  「コーヒーを飲む」という極々日常的なことも、
VADE MECVMのコンセプトに乗っけると、こんなにもカッコよく成り得るのか。
P-のりにしてみれば、日常であるべき体験を、「非日常的感覚」で
味わえる貴重なカフェとして、できたら頻繁に訪れてみたいと思った。

VADE MECVM. Showroom #2
(ヴェイディ ミーカン.ショールーム ナンバー2)
 住所:大阪市西区京町堀1-13-21 高木ビル1F
 TEL:06-6447-1335
 水休 8:00-19:00
 ※テイクアウトもあり




五条坂の陶器まつり 

六道まいりのついでに蒸し暑いさなか五条坂へ足を伸ばした。
と言っても、ホンの目と鼻先の距離だ。今年初めて行ったが、
今まで行かなかったのが不思議なくらい。

まるで、六道まいりに合わせてるかのように、8/7~8/10の4日間
五条川端から東山通辺りまでの歩道に「うつわ屋さん」が500!も出店する。

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こんな感じで、色~んな陶器が所狭しと並べられている。

P-のりは、常々気の効いた「豆皿」が欲しいと考えていたので、
掘り出しモノはないかと、それこそ目を皿のようにして探し回った。

言わく、市価よりもかなり安い値と聞いていたが、
う~ん、なかなかどうして・・・(^ ^;;;

元来、清水焼の地に近いことも手伝って、五条坂には陶器を扱う店が
多数店舗を並べており、そんな店は日々の商いの延長で大量陳列を
していたりするが、この日は店舗を持たない若い陶芸作家さんが
出店していたりとか、殆ど趣味にに近いような1点モノばかりを並べて
いたりとかで、様々なジャンルの陶器・うつわが見られて興味津々だった。

そんな中で、ひときわP-のりの心を奪ってしまったのが、これだ↓
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ほほー!ポン!(手を打つ音)
思わず、得意の「衝動買い」に走ってしまった。(^ ^;;;
季節モノやしな~。痛いトコロを突いてくるなぁ。
ミーハーのP-のりには目の毒でした。


あらあら、豆皿を買うんやなかったんか?>自分


五山の配列を意識して並べてみましたよ。(^o^)/
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「冥界」の入口に行ってみますか? 

世間的には「お盆」のと呼ばれる、この数日。
郷里から離れて暮らす人々は、これを機会に里帰りを敢行する。

しかも、よせばいいのに多くの企業がこれに合わせていっせいに
長い休みを設定するので、人類の移動がこの前後に集中して
交通網が混雑するという図式。昔から何の疑問も持たずに
おびただしい車の渋滞や、満員の新幹線に身を投ずる人も多いのでは?

もっとも、今年は油の高騰で、高速道路の渋滞は減ったらしく、
まったく良いのか悪いのか・・・



「お盆」は、すなわち盂蘭盆会の略称?らしく、
それは、サンスクリット語の「ウランバーナ」が語源だとか?
ウランバーナは「さかさ吊り」の意とも?
さかさ吊りにされている餓鬼を助けることに繋がっているらしい?

お釈迦様の弟子の目連さんが、亡くなったお母さんを探したら、
「餓鬼界」におちて餓えていたので、お釈迦様に相談したら、
「安居(この時期の百日修行のこと)」の最後に修行僧に供養しなさいと
言われたので、その通りにしたら、その功徳でお母さんも救われたそうな。
その故事に因んで、ご先祖様が餓鬼界におちて苦しまないよう
その霊を供養するようになったのが、そもそもの「盂蘭盆会」らしい。

因みに、「安居」はこの夏期に行われるので、その明けのことを
解夏」と言うのだそうだ。聞かはったことありません?
さだまさし氏原作の小説のタイトルにもなりましたね。
解夏は、転じて「苦しみからの開放」の意もあるそうな。



余談が長くなりましたが・・・(^ ^;;
京都に住んで、「お盆」のイミを知って、そのスタートとして
まずご先祖さまの霊をお迎えする宗教的儀式として、
六道まいり」があることを知ったときは、「へぇ~!」と感嘆した。

京都の人々(の多く)は、お盆に先立って、8/7~8/10に
東山の「六道の辻」にある六道珍皇寺に足を運ぶ。
2回目の今年も、涼しくなった夕刻に「六道まいり」に出かけた。
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「六道」とは、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天上の六つの道=世界のこと。
仏教の基本理念は、魂はこの六つの世界を輪廻転生するとされる。

また、六道の辻のある辺りは、平安の昔には「鳥辺野」という
葬送の地だった。昔は一般人が死んでも火葬・土葬はせず、
野っ原に死体を言わば放置するのが、一般的葬り方だったので、
それは、すさまじい光景だったんでしょうね。

で、この地を「現世」と「冥界(あの世)」との境界ラインと考え、
ここを通って、ご先祖様があの世から帰って来はると考えられた。
よって、お盆に先立ってご先祖様のお迎えに「六道まいり」を行うのだ。

六道まいりには、手順がある。
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朱塗りの門をくぐったら、まず参道の両側に並ぶ「高野槙」を
手に入れなければいけない。続いて、水塔婆を・・・と続くのだが、
これらを飛び越えて、今年は迎え鐘を「引く」ことで、完了にした。
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何故、「引く」と書いたか?ここの鐘は、つかずに「縄」を引っ張って鳴らすから。
鐘は、お堂に隠れて見えない。ただ、縄だけがお堂の外に出ているのである。
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↑昼間に撮影した「迎え鐘」のお堂。
引き縄だけがお堂の外に出ている。
これを、参拝者が順番に引く。ややくぐもった鐘の音を聴きつつ、
ご先祖様がいらっしゃるのを想像するのだ。

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ところで、六道珍皇寺と言えば、平安時代の役人兼歌人の「小野篁」さん。
小野小町のお祖父さんでもある彼は、当時としては異例に大男で、
背丈180㌢以上あったとか。人間の身でありながら、毎夜この寺の
井戸」から、冥界にいる「閻魔大王」のもとに通っていたという。
そして、嵯峨の清涼寺さん近辺にかつて在った寺の井戸から帰って
来たという。ホンマかいな?
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これが、その冥界入口の井戸。

普段は、本堂横の小窓から拝むしかないのだが、特別拝観の際に、
間近から拝見できたのだ。それにしても、この井戸に「入ってみたい!」と
思うのは、P-のりだけだろうか?ただの怖いもの見たさやけど・・・。

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小野篁さんには関係ないが、特別拝観のときに見た
六道珍皇寺の書院に掲げてあった書。
日日是好日」と書いてある。嬉しくて思わず撮影してしまった。(^ ^;

燃ゆる空 

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急いで車を走らせた。
信号を待つ時間も、もどかしかった。

広沢池東岸に降り立つ。
愛宕山の空は、朱色に燃え輝いていた。
広沢池の水面も紅々と染まっている。

こんなに紅いのは、そうそう見ることはないと
いつも夕焼を観に来ているおっちゃんが呟いた。

やがて、朱色は次第に薄くなり、夜の闇につながる
紫色のグラデーションにとって変わっていった。
ホンマに数分の出来事だった。

イイモノを観させてもらった。
明日はきっとイイコトがありそうな気がする。