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花言葉は「移り気」 

この時期には恒例となった、三室戸寺詣でに今年も行ってみた。

三室戸寺は、京都では言わずと知れた紫陽花の名所。
実際には京都の南東、宇治の山麓にその寺はある。
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今ごろは蓮も見頃?

境内に紫陽花で埋めつくされている一角があり、その数たるや1000株!
色とりどりの形も様々な花たちが処狭しと顔を並べる姿は圧巻。
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紫陽花の花言葉が「移り気」と呼ばれるように、花の色は
咲いているうちに変化していくという。
小倉百人一首に「花の色は移りにけりないたずらに…」って
上の句を持つ歌があったが、誰の歌だったろうか?

紫陽花の原種は、「ガクアジサイ」と呼ばれる種類だという。
中央に小さな花を持ち、外側に大きな花がこれを囲むタイプ。
世間で一般的な手毬状のタイプはむしろ変種らしい。
ガクアジサイは、こんな↓タイプがそうだ。
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↓こんな珍しいタイプもあった。
外側の花が☆みたいだ。
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外側の大きな花はただ白いだけでなく、
微妙な青紫色に染まっているのだが、
写真では再現できていないなぁ。

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定番の構図。朱塗りの総門と
紫陽花のグラデーション。

土の酸性度が高いと青くなり、アルカリ性だと赤くなるという。

いずれにしても、紫陽花の微妙な淡い色合いは、日本人の感性に
しっくり来るのだろう。昔からとっても愛されてきた日本原産の花。
花の時期も比較的に長いのも嬉しい。

梅雨で蒸し暑く不快なこの時期、あちこちで見かける紫陽花の
涼やかな姿に、心癒されていたのは、古人も同じだったのだろう。



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梅雨未だ明けやらぬ 

降るんだか降らないんだか、イマイチぱっとしない梅雨。
こうゆう梅雨明けには、けっこうまとまった大雨になったりすることが
経験上多いような気がする。注意しなきゃ。

この時期の我が家の花たち

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睡蓮

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花菖蒲

紫陽花もすっかり見頃。花の時期が長いからいい。
紫陽花は、先日三室戸寺で、大いに堪能させてもらったので、
後ほど報告します。

そうそう、そろそろ法金剛院の大蓮も見頃でしょうな。
明日でも行ってこよう。



一昨日から昨日にかけて、京都市内は、警察官の姿で
溢れかえっていた。街角ごとに数人の姿を見かけたり、
二条駅前の広場には、他府県名の警察車両がいくつも
停まっていたり、あちらこちらで検問の準備をしていたり。
頭上には、ヘリコプターがいくつも旋回したりして、
京都市中は物々しい2日間だったなあ。

それもその筈。御所の迎賓館と国際会議場で、
「外相サミット」があったから。外国の要人さんたちが
大挙して京都にお越しになってはったから。
でも、米国のライス長官は来てはらへんかったみたい。
>>G8サミット外相会合のHP

折角来てくれはったのなら、お堅いところばかりやなくて
普段着感覚の京都も連れていってあげたいな。
そうやな・・・荒神口あたりでパンを買って、鴨川べりで頬張ったり、
出町デルタ辺りのコンクリを跳んで川を渡ったりさせてあげたい。
そしてこの時期ならどっかの神社で茅の輪くぐりをしたり、
水無月もご馳走しなきゃ。・・・なんて、警備的に無理か?

広沢夕照 

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お隣の滋賀県には「近江八景」と呼ぶ、(定番の?)美しい風景がある。
唐崎夜雨、石山秋月、瀬田夕照などがそうだ。(あとの5つは思い出せない)

実は、嵯峨八景なるものもあるらしいのだが、残念ながら「広沢夕照」というのはないそうだ。


しかし、P-のりが自信をもって推薦したいのが、その言わば「広沢夕照」だ。

家から近いこともあって、夕涼みがてらに広沢の東岸を歩いてみる。
夕刻の広沢東岸は、この夕照を愛でる人々が、いつもけっこうな数
集まっている。いずれも何故か「おっちゃん」ばかりだが(笑)。

嵐山や愛宕山の上の空が赤から紫のグラデーションに染まりながら
闇に繋がっていく様と、さざなみの湖面にゆらゆらとそれが映る様は、
筆舌に尽くし難いほど、美しい。ご同輩ともども、暫しぼーっと眺めてしまう。

もし、夕刻広沢池付近を通ることがあれば、ぜひ足をお止め下さい。
素晴らしい夕景を眺められた日には、きっと幸せな気持ちになれること請け合いです。

雨が降っても・・・ 

京都に住み始めてから、雨の日が好きになった。
雨も似合う街だと思う。

雨に向かって嬉しそうに咲く紫陽花の小さな花々。
花町で番傘をさした芸子さんたちの後姿。
しっとりと濡れて艶やかに光る石畳。 
緑映える苔たちの鮮やかさ。
雨だれが木々の葉を打ち続ける音など。

雨だからこそ、味わえる情緒も多々ありかな。

そんな中、静かに雨音を聴きながら過ごせることで
最も気に入っているのが、上高野の「蓮華寺」だ。
雨の降る日こそは、と心躍らせながら訪れた。
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総門をくぐると、いきなり静寂が。
新緑が眩いもみじや楓の葉を
雨が打つ音だけが響いている。

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雨音が余計に静寂さを際立たせる

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先ずは、お抹茶を一服
せせらぎを眺めながら頂く
新緑で茶室も緑色に染められて

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本堂前の苔一色の庭
夏椿(紗羅)の白い花が数環
零れ落ちていた
見頃は月末だと、副住職にうかがった

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書院からの臨む池の庭
梁と柱で切り取られた浄土の風景を
ぼんやり眺めつつ、瞑想に耽ってみる

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本堂の扉には、一年中蝉がとまっている
謂れは何だったろうか?
火災除けのためだとか?

「蓮華寺」は、上高野の山裾に文字通り緑に抱かれて建っている。
伽藍の規模は洛中の観光寺院と比べこじんまりとして、
紅葉の季節以外は、訪れる人も少なく、いつもひっそりとしている。
そこが、何よりも好きだ。

拝観のしおりによると、元は西八条付近にあったが、応仁の乱後
荒廃していたのを、加賀前田家の家臣、今枝氏がこの上高野の地に
再興したものだという。再興の際には、あの詩仙堂に縁の深い
石川丈山や狩野探幽、黄檗宗の隠元禅師が協力したとも。
諸堂は、その再興当時のままであるとも記されてある。

アクセスは、叡山電車「三宅八幡」から、高野川沿いに
数百m八瀬に向かって歩いて北側にある。
近くには、早良親王をまつった崇道神社もあったり・・・。

蓮華寺
左京区上高野八幡町
拝観時間:9:00~17:00
℡075-781-3494


東京出張!仕事はさておき・・・ 

先日、東京に新幹線でエコ出張してきました。
往路は家からバスでJR京都まで一本、一時間もあれば余裕やな~♪と
タカをくくっていたら、雨の所為で幹線道路が大渋滞!!!
危うく折角指定席をとった「のぞみ」に間に合わなくなりそうになったのです(汗)。
慌てて地下鉄を乗り継いで、重い荷物を抱えて走りに走って、やっとの
思いで間に合いました。ヤレヤレ・・・。余裕のない人生だな~。

のぞみ700系車両は、本当に快適。東京までの2時間ちょっとが、短く感じられました。

さて、仕事の方はさっさと片付けて・・・と。 
久々の東京なので、行ってみたいところは数あれど、とりあえず何故か赤坂へ。
「赤坂サカス」というTBSテレビの本社屋が核の再開発ゾーンに。
期待していったものの、確かにスゴイ建築物が沢山あれど、建築ド素人の
P-のりには、六本木ヒルズや東京ミッドタウンとの違いが分かりませんでした。
この東京的な再開発タウンのコンセプトは、そう言えばバブル期に建設した
アークヒルズや恵比寿ガーデンスプレイスなんかもそうだったような?
ともかく、東京にはこの手の街が多いです。キライじゃないけどね。
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赤坂サカスのTBS本社屋を臨む

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TBSのショップ
みのさんグッズを探す
みのさんが好きなP-のりです。


さて、お次は・・・
小田急線は代々木上原にある「haritts」というドーナツカフェ。
元田中の「weekendars」で見た雑誌記事に載っていてスゴク興味が沸いていた。
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民家を改装した店舗。京都ではお馴染みのスタイルだが、東京でみると新鮮。
普通の住宅街の一角に溶け込んでいるので、見つけるのに苦労した。

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↑見ての通り、手作りっぽい、ナイスなインテリアセンス。
駅前なのに、本当に閑静な住宅街なので、店内は静かだった。
経営者は若い姉妹。こんなところも京都っぽい?それとも東京にも結構あるのかな?

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閉店間際になってしまったため、残念ながら目的のドーナツはゲットできず。
ネットの口コミでも、相当に美味しいらしく、溢れんばかりのリピーターを
抱えるらしい。ドーナツの代わりにクッキーをお持ちかえり。

近所にあったら、通い詰めてしまいそうな、寛げる雰囲気のドーナツカフェ。
うんうん、まだまだ東京も捨てたもんではないな!・・・と思えた。

haritts
平日8:00-19:00 土日11:00-18:00 月曜・第1・第3日曜休
[住所]東京都渋谷区上原1-34-2  [電話・FAX]03-3466-0600
★お店の詳細はこちらのブログへ

水無月を求めて 桂「中村軒」 

6月と言えば、衣更え。入梅(今年は早くも…)。
そして、蛍舞う季節。 田植えの季節。
北嵯峨の水田に水が貼られ、蛙たちの合唱が始まっていた。
それに、6月の晦日には夏越の祓え、茅の輪くぐり・・・。
それとそれと…氷を模ったと言われる菓子。その名も「水無月」。

…と言うわけで、桂大橋の西詰、桂離宮の南東に店を構える
老舗「中村軒」に立ち寄ってみた。
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黒糖の水無月。絶品である。
持ちかえって家族に振舞った。

ちょうどお昼時だったので、ついでに食事も。
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うなぎ茶漬け膳
ホロホロにたいた鰻が美味しい。

中村軒と言えば、明治初期に創業以来120年以上この地に続く
老舗和菓子店。現在の店舗も100年以上の歴史を刻んでいると聞く。
そのお座敷で食事をさせていただいた。ふと見ると奥に素敵なお庭があった。

庭園好きのP-のり。ついつい食事をそっちのけで見とれてしまった。
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踏み石や燈篭、手水鉢などと草木たちが
得も言われぬバランス感覚をもって配置されている。
そこに区切られた天からの陽光が形作る光と影のコントラスト。
日本(人)の感性、バンザイ!!と思わず唸ってしまう美しさかな。

八条通と喧騒と、沢山の来店客でざわついている店先から
ちょっと奥まっただけの座敷なのに、この庭があるだけで、
すーっと気持ちが安らぐ。落ち着いて食事もできる。
ええなぁ、ココ。


中村軒
お店のサイトは、こちら
京都市西京区桂浅原町61
℡075-381-2650
定休日 毎週水曜(祝日は営業)
営業時間 7:30~18:00 /茶店 9:30~18:00 (ラストオーダー17:45)

庭の白い花達(総まくり) 

暦はすでに6月水無月。しかもいきなりの入梅。

しかし、この4~5月に撮りためた我庭の花達の映像を
一挙公開させて下さいまし。

花や樹木を愛でるようになったのは、この歳になってからだ。
つい3年前くらいまでは、まるで興味がなかった。
やはり、これも京都に住むことの為せる業なのだろうか??

沈丁花
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桜に先立って咲き始める。

雪柳
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家を建てた頃に植えた。
こんなに大きくなってビックリ!


花水木
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今年初めて咲いてくれて
ホッとしていたところ

モッコウバラ
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昨年いただいたもの
白いモッコウバラは珍しいそうだ
通常はクリームイエロー


小手毬 (コデマリ)
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雪柳に似ているなと思ったがちょっと違う。
開花時期もかなり遅く、5月中旬
我庭で雪柳のお隣に居座っている


シャガ
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鷺が羽を広げたような可憐な花。
種子で増えず、地下茎で
広がって株を増やしていくだけ。
3年前にある方から我庭に移植
していただいて以来、この春に
初めて咲いた。すごく嬉しい。

・・・と気がついたら、見事に白い花だらけになった(苦笑)。
これ以外に、今年は咲かなかったが、ヤマボウシがある(笑)。


<番外>白木蓮
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これはウチの庭ではないが、
あまりにも見事なので。
早春の北嵯峨。
どなたかの畑の入り口に
咲き誇っていた。

入江泰吉さんと奈良大和路の写真 

「入江泰吉」さんという写真家をご存知だろうか?
奈良に生まれ、奈良大和路の風景や社寺をモチーフとした写真を
数多く遺している方である。明治生まれで、平成4年まで取り続けて
こられたその遺作が多数展示してあるのが、奈良市写真美術館である。

知らずに彼の作品を目撃した方も多いのではないだろうか?
有名な作品は、薬師寺の、再建される以前の西塔の「礎石」(心柱の土台)に
できた水たまり越しの東塔の映像や、ため池越しの薬師寺の堂宇の風景など…。

ちなみに、後者の写真をP-のりが真似て写してみたら・・・
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…となった。こんな映像ご覧になったことはありませんか?
携帯カメラで撮っているので、入江氏の写真とは程遠いが(苦笑)。
こんなアングルを最初に撮影したのが、入江氏なのだそうだ。

彼の大和路の風景や社寺の写真の多くはモノクロームなのだが、
撮影された時代のお蔭もあって、非常にノスタルジーを醸し出しており
P-のりの心を鷲掴みにして離さないのだった。
今回やっと数年来の念願叶って、この写真館を訪れることができた。

奈良市写真美術館は、奈良市の東山麓、奈良町の東、春日大社の南西に
「高畑」という古くて静かな街並みに溶け込むようにして存在する。
近くには志賀直哉旧邸や奈良教育大などがあり、国宝の十二神将で有名な
「新薬師寺」も隣地にある。

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奈良市写真美術館エントランス風景

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中庭風景

何でも、故黒川紀章氏が図面を引かれた建物らしい。

さて、お目当ての作品の数々はお見せできないのが残念なのだが、
こちらのサイトで入江氏の作品の一部を見られます)
全ての作品にP-のりは非常に圧倒された。やはり来てよかった。
しかも、初めて見た映像なのに、何故にこれほどまでに懐かしさを覚えるのか???
たとえ同じ展示でもいいから、再び何度でも観賞しに行きたくなる位。

奈良大和路の風景が好き、あるいは子供の頃に見た(?)
心象風景に浸りたいという方は、ぜひ訪れたし。

入江泰吉記念奈良市写真美術館
オフィシャルサイトはこちら
〒630-8301 奈良市高畑町600-1 TEL 0742-22-9811


おまけ…
帰りに立ち寄った平城宮。あそこの広い野原が大好きだ。

復元再建された朱雀門。
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門の向こうに見えるのが、2010年の遷都1300年に向けて
復元中の大極殿。おっきなおっきな建物です。


そして、お昼に使った「ル・パルロワ・カフェ」
近郊で採れたオーガニック食材を使った料理が楽しめる。
店舗は、オーナー自宅を改装したもの。手作り感覚の内装が好み。
スゴク落ち着ける。
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薬師寺の駐車場近く。

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グラタンのランチがとても美味しかった。

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カフェの窓から見える薬師寺の堂宇。
目の前を流れるは、春の小川♪ 秋篠川。
やっぱりどこか懐かしい風景だった。

Le Parloir Cafe(ル・パルロワ・カフェ)
Open : 10:00~18:00(土日祝~19:00)
Close: 毎週火曜日 第3水曜日
住所 :奈良市六条町106-6
TEL/FAX:0742-33-5336
県道9号線西ノ京病院前交差点「→薬師寺駐車場」西へ50M

詳しくは、こちらのお店のHPへ。カッコイイ店内風景も見られます。