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鴨川を眺めたくなったら 

ふいに 鴨川を眺めたくなった 
梅雨の中休みで 朝から天気がよかったから?

いつもなら 荒神橋あたりの河川敷きのベンチに行くんだろう 
そして 近くの河原町通にある「ボンボランテ」の 
歯応えがかなりハードな でも美味しいパンでも むさぼりながら 
河原の飛び石を 声を上げながら 跳んでくる子どもたちを
ボーッと眺めたりするんだろうな いつもなら

でも今日は 趣向をかえて 木屋町あたりの・・・
でも川床の店は 高くつくからアカンし 気軽にお茶だけしたいな
五条下ルの「efish」も思いついたが 違う違う 新しい店がいい



木屋町通を四条から南下して歩く この辺りは有名高級店が目白押しで
白いスープが有名な鳥すきの「鳥弥三」や京料理の「たん熊」などの
長い年月を感じさせる 重厚な佇まいの店が並んでいる

まだ午前の早い時間 ちょうどそんな老舗たちの勝手口から
白い調理服姿の料理人が 慌ただしく出入りしたり
食材業者の威勢のいい声が響いてたりする 木屋町通

夜の本来的なこの通りとは異なる 凛とした清々しい空気が
立ち込めている気がして 歩いていてきわめて心地よい



そんな歩き心地のよさを かみしめつつ松原通に差しかかる
ここには かの有名な老舗旅館である「田鶴」と「鮒鶴」が鎮座している
もっとも それぞれすでに旅館という存在以外の展開もしているようだが



お目当ては そのごく近くにあった その名は「KAWA CAFE」

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木屋町通沿いの 小さな看板とイーゼルを見逃す可能性は大
四条通から来たら 松原通より手前 田鶴の北隣なのでご注意

この町屋 元は「おばんざい和」という 夏季には床も出す居酒屋さんで
気さくなお母さんが美味しいお惣菜を たくさん用意していてくれてた
私も数回利用させてもらってたが いつのまにか閉店していたのである

おばんざい和時代の淡い記憶をたどりながら KAWA CAFEへの路地を
こわごわ滑り込んでいったら フレンドリーな物腰のギャルソンが
気持ちよく出迎えてくれたのだった



この界隈で朝10時から開いている店も珍しいし カフェ自体もまたしかり
しかも狭そうではあるが 床もあるのだ これは使い勝手がいいのかも
(ただし 昼床は5・9月のみ)

午前中の清々しい空気を吸いながら ブランチをいただくなんて
何て贅沢なんだろう! 
写真にはないが バゲットの上に 刻んだトマトやらレタスやらを 
ドレッシングとともに乗せた「タルティーヌ」をいただく 
そしてコーヒー

鴨川の煌めく川面  河川敷きを往来する人々 川端通をせわしなく
行き来する車たち 対岸の宮川町の街並 東山の峰々
広く開け放たれた窓から 見渡せるそれらを 思考を停止したまま
ひたすら眺めていた 本当に贅沢なひとときだった

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KAWA CAFE

京都市下京区木屋町通松原上ル美濃屋町176-1
075-341-0115
不定休 10:00-23:00

KAWA CAFEのHP

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下鴨のご近所カフェ「codama cafe」 

codama cafe

下鴨本通を北大路から北へ 右手に洛北高校の校舎が連なる様を 
左手に有名なプーランジェリー「グランディール」なんかも眺めつつ
広い通りを気分よく行くと やがて白川疏水が下鴨本通と交差する

ここ白川疏水沿いは 桜の老樹がびっしり並木となっていて
初春なら その絢爛さを見せつけられることになるのだが…
今は青々とした葉が茂って 疏水沿いの道端に黒々とした影を落としている

そんな疏水沿いの道を 下鴨本通からちょっとだけ西に入ったところ
民家の1Fを改装した「codama cafe」は ひょっこり現れた

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多分 ご近所下鴨のご婦人の 止まり木になってるんだろう
普段着使いのできる 雰囲気があふれているカフェ
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オーダーしたのは「ガパオ」  何やら聞き慣れぬ名前…冒険したな(汗) 
お店では聞かなかったので 帰って調べたらタイ料理なんだそうな 
「ガパオ」はタイのバジルのことで これを入れて炒めたものらしいが…

codama cafeのガパオは…そのバジル?やらひき肉やらの炒めものが 
ご飯のうえにトッピングしてあってさらに半熟目玉が乗っているんである
長い説明はいいとして… とにかくとっても美味しかった
15時までのランチタイムなら これにドリンク付で900円 リーズナプルかも?
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何せ「下鴨」という土地柄だから ついつい構えてしまうのだが
そんな期待?を裏切って 拍子抜けするほど気の使わなくてよい お気軽な店

しかも 朝8時から開いていて モーニング(500円)なんかもあったりする
めっちゃええやん! 近所に欲しいなぁ!下鴨の住民が羨ましい



codama cafeのデータ

京都市左京区下鴨北園町51-1
075-200-5016
不定休 8:00-19:00

codama cafeのHP

SONGBIRD DESIGN STORE のカフェ 

その店名は SONGBIRD COFFEE という
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ネットで 堀川通竹屋町に 素敵なカフェがあることを知った
早速 ちゃりんこを走らせ いそいそとはせ参じてみると・・・
こんな素敵なエントランス

実は このカフェは SONGBIRD DESIGN STORE という
いわゆる家具屋さんの店舗に併設するものである

ビルまるごと そのSONGBIRDさんの店舗兼オフィスみたいだ
ビルごと とてもカッコイイ雰囲気なんである

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家具その他の店舗は3F  カフェは2F であった
とりあえずカフェにお邪魔してみる

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おお! これはめっけものかも知れない!ばっちり私好みの雰囲気が展開している
適度にシンプルな設え 居心地よさそうな空間 ネットの情報を信頼して 来てよかった

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珈琲は、4種類のお店=焙煎人のものが選べる。
①かもがわカフェ ②六曜社 ③吉岡珈琲 ④SHERPA COFFEE
①②は言わずと知れた京都の店 ③は名古屋の店 ④は岐阜の店

①②は経験済みなので あえて③をチャレンジしてみる
あわせて 自家製のバナナチーズケーキをチョイス

③吉岡珈琲さんのブレンドは 深煎りですっきりした飲くち
自家製ケーキも望外に美味しかった
ケーキセットみたいな お得セットがあればいいのに…


ひとしきり 贅沢な時間を満喫したあと 冷やかしついでに3Fを覗いてみる

…と そこで驚いた! 
置いてある家具が どうも見覚えのあるデザインだ!
そういえば、さっきまで2Fで座っていた椅子も
何か懐かしい感じで 座り心地満点だった

ここで ハタと気付いたのだが どうやらこれは
二条通高倉にある IREMONYA DESIGN LABOさんのではないか!?

その昔 私はIREMONYAさんのデザインする家具に憧れて
とくにそのソファが気に入って 手に入れたかったのだが
あまりのお値段にあきらめたことがあったのだった
ただし 有名なファイバーボックスだけは 手に入れたっけ
あのIREMONYAさんデザインの家具が何故ここに!?

問題を抱えたまま 帰宅後 SONGBIRDさんのサイトを拝見した

SONGBIRD DESIGN STOREさんのサイト

すると やおら判明したのだった
IREMONYA DESIGN LABOの デザイナーであった 「徳田正樹」さんが
独立されて SONGBIRD DESIGN STOREを設立されていたのだった!
なるほど 合点がいった! 
それなら そのカフェが 気持ちいい設えになっているのも無理はない!

徳田正樹氏の作品について

私は自分自身を 幸せ者だと感じた 
何故なら こんな風に偶然にも 自分好みのカフェを見つけられたのだから!


SONGBIRD COFFEE のデータ

SONGBIRD COFFEEのサイト

住所 京都市中京区 東堀川通竹屋町角 西竹屋町529
℡ 075-252-2781
水木曜休 12:00-19:00L.O.

西院の路地裏カフェ 

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3年ぶりに京都に戻ってきたのだが・・・
変わり映えのない京都の町並みの中にあって
西院から天神川の辺りにかけては、その変貌ぶりがはっきり見てとれた。

今や西院は烏丸四条周辺と並んで、京都市内における飲食店の
新規出店の人気候補地なんだそうだ。

確かに、四条通なんかを走ってみても、四条大宮界隈より
西院から外大のある葛野大路辺りの方が、人通りも多く
活気があるように見える。

今日行ったカフェは、そんな西院(西大路)と葛野大路の
丁度中間にあり、四条通をちょい上がった路地裏に潜んでいた。

普段、頻繁に行き来する場所なのに、全然気付かなかった。
Leafの7月号の記事で知り、わざわざ足を延ばすまでは。

四条通の対面に最近ニトリがオープンしたので、それが目印に
なるかもしれないが、東にカレーのココイチと西にパチンコ店に
はさまれた路地の入口にある木製の看板を見逃すと、きっと…
多分わからないだろう。

で、路地に踏み込んで行った突き当りにその「cafe branche」は在った。

喧噪の四条通から、ちょっと入っただけなのに、とっても
ひっそり感のある、いわゆる隠れ家的要素がプンプンしている。
まさに私好みの立地。そして一軒家の民家を改装している…
そのたたずまいもまた、好条件だ。おのずと期待がふくらむ。

開けるにはちょっと力が要るブルーの扉。
それを、壊れないか?とおっかなびっくりこじ開けると
期待以上の雰囲気の空間が広がる。

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玄関を上がると白い板張りのフロア。もともと和風建築のようだが、
畳の代わりにそう設えたのかな? 雑貨を沢山ディスプレイしている。
どれも手作り感いっぱいの作品ばかりで、これが我が家にあったらな…
と、妄想を掻き立てられる趣味のよいものばかり。

割と広めの雑貨スペースを通りすぎると、一転して畳張りの部屋が
現れる。そこがカフェスペース。ここも手作りしたようなテーブルと椅子がある。
また、灯篭が鎮座する前庭に近いスペースは卓袱台に座布団の組み合わせ。
私は迷わず後者の方を選んで座った。

物腰の柔らかい、しかしかなり若そうな女性店主がオーダーを取りに来てくれた。
うちはメニューブックないので、あちらの壁のメニューをご覧あれ、といざなってくれた。
そのときのおどけた調子と、それにつられて居合わせた常連ぽい2人連れの女性客が
小笑いしてくれたおかげで、私の緊張は解けて、オッサンが一人でカフェに来ている
疎外感も消えうせた。

つまり、居心地抜群な空間になったというわけ。

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チャリでいそいそ走ってきたのと、ちょっと蒸し暑かったこともあり、
冷たいドリンクを頼んだ。アイス・カフェ・オレ、400円!
ちなみに(プレンド?)コーヒーは380円。

こだわり感満載のトレイに手布巾をともに運ばれてきた。
氷も丁寧に製氷したものなんだろう、綺麗な透明感あふれるもの。
さて、ひとくち…あゝ、美味しい!
ひょっとして、これってとってもリーズナブル!?

あー、きっとリピーターになりそうな予感(嬉)。

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カフェ・オレを飲みながら、気分良く寛いでいたら、
さっきから流れているアコースティックギターと
女性ヴォーカルのやさしい調べが気になりだした。

大人びた落ち着いた歌声が、このカフェの雰囲気に
ぴったりマッチしているのである。

それに、歌のプロローグなのか「語り」のパートもあって
どうやら、東日本震災に遭った故郷への鎮魂の詩らしいのだ。

気になったので、先ほどの優しい女性店主に尋ねてみた。
すると、畠山美由紀さんというアーティストらしい。
やはり、災禍に遭った故郷を愁うCDアルバムだった。

そのアルバムはこちらから拝見あれ。

店主によると、岡山に行った際にとあるライヴで巡り合ったそうな。
アーティストには失礼だが、CDも普遍的に何処のショップにでも
あるわけではないらしい。
店主の巡り合わせも偶然ならば、私がこのカフェにきて知りえたのも
偶然なわけで、私はそういう偶然を大切にしたい。
多分、寺町三条の「JEUGIA」辺りならあるかも知れない。

「岡山」という私好みのキーワードも出てきたので、
しばし店主と岡山談義に花が咲いた。
次に来店するときには、また岡山ネタと畠山美由紀さんのことで
切り出したいと思った。
…というわけで、もう「リピーター宣言 to myself」である。


あまりにゆったりと落ち着ける空気感にひたり過ぎていたので、
カフェオレ1杯で相当長居をしてしまった。
後ろ髪引かれる思いで席を立ち、店主の丁寧な心温まる見送りをうけながら、
また自転車で喧噪の四条通へ向かった。




brancheのデータ

brancheのブログ

京都市右京区西院四条畑町4
075-925-8133
水曜休 11:00-18:00

幾星霜にもわたって訪れたい喫茶 

その「喫茶星霜」を初めて知ったとき、言い知れぬ予感を感じた。

初めて知ったのは、「ちゃありぃ」さんのブログである。
ちゃありぃさんとは、P-のりが喫茶道?にまつわることで、
こころから敬愛する方である。

そのブログの写真を拝見したとき、普通ではない「何か」が頭の中で
はじけた気がした。それ以来居ても立っても入られなくなり、
気がついたら、京阪特急に乗っていたのである。

京阪天満橋駅は、京都から1時間たらず。
喫茶星霜は、その駅から橋を渡ってすぐのところにあった。

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何と言えばいいのだろう? 
店の前に立ち、そっと木製のドアを開けた瞬間、言葉を失った。
ロケーションも外装も店内の設え、調度品に至るすべてが
オーナーの徹底した審美眼とバランス感覚によって選び抜かれ、
そこに存在している・・・と言ったら言い過ぎか?

でも、それくらいショッキングだった。私にとってはほぼ完璧な空間。


ほとんど呆然というか、恍惚とした面持ちで店内を眺めていたら、
オーナーの河野さんが、オーダーを受けに来てくれた。
その優しいホスピタリティに溢れた物腰が、この店の醸し出す
雰囲気と見事に合っている。

彼の優しい眼差しを見ていたら、次の言葉が私の口から滑りでたのだ。
「どこかで、お逢いしたことありませんか?」
そうなのである。いつ、どこなのかは思い出せないが、どこかで・・・?

すると、河野さんの口からも・・・
「実は、私もお逢いしたことがあると思っていたんです」と。


二人とも記憶を辿りながら、これまでの経歴や居住地を打ち明けあったが、
結局最期まで接点は見つけられなかった。でも、偶然にも二人ともが
どこかで逢っている気がしたのである。 極めて不思議な体験であった。

ちょうど夕刻の陽も傾きかけた時期。店内には他のお客様もおらず、
二人で色々な話題について触れ合った。

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そんな中、お店のデザインについて話が及んだとき、意外にも
内装はまだまだ理想に至っていないという河野さんの言葉だった。

彼の理想のイメージは、「ワンダフルライフ」という是枝監督作品のロケで使われた
東京月島の「中央水産研究所」の建物らしい。
聞けば、それは近代建築仕様で、昭和7年に建てられたらしい。

彼は何と近代建築ファンだったのだ。
私も浅い知識と興味であるが、同様にファンであった。
私が京都から来たことを知り、木屋町の「旧立誠小学校」の建物も
気になることを告白した。それから、これまで見てきたものや気になる
建物のことで話は弾み、あっというまに時間が過ぎていった。

また、是枝監督など、映画についても様々なことを語り合い
いつしか閉店の時間になってしまっていた。

「『ワンダフルライフ』は、ぜひ見てください!」という河野さんの
強いリコメンドに、強い期待感を抱いた。必ず観賞したいと。


「また来ます!」と言い残して、また木製のドアをパタンと閉めた。
言葉にならないほど、気持ち良い余韻を噛みしめつつ、夕暮れの中
天満橋の駅へと川沿いを歩いた。
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天満橋から大川を西へ望む

「星霜」とは、年月や歳月をあらわす意。一年で星は天を巡って来る。
霜は、巡る季節のなか冬に降るもの。昔の人は冬の到来で
1年を数えていたからだそうだ。降り積もる年月のことを、
よく「幾星霜」などと言う。

何てステキな響きなんだろう?私も季節ごとにできれば毎月のように
ここを訪れたい。そんな気分にさせてくれる喫茶をまた知ってしまった。



実は、星霜は8月に初めて訪れていた。最初に伺った翌週末にも
また行ってしまった。ついついである。その後も何度もうかがって
いたのだが、ここに書くのは初めてである。

喫茶星霜の魅力を上手く伝える自信がなくて躊躇していたからだ。
でも、結局書いてしまった。書かずにはいられなかったからでもある。


それと、是枝監督の「ワンダフルライフ」は、スゴイ!
空想的な話なのに、ドキュメンタリーみたいだった。
切実に考えさせられてしまった。

「喫茶星霜」といい、「ワンダフルライフ」といい、私の「人生観」を
変えてしまった、といっても大げさではない。

喫茶星霜
お店のブログはこちら
℡06-6354-3518
大阪市北区天満4-1-2天満佐藤ビル1F
日曜定休 9:00-19:00